感覚統合とは?効果的な遊びや甲斐市の療育施設で人気のプログラムもご紹介

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発達障害のあるお子さんで

「落ち着きがなく常に動き回る」

「いろんなところに体をぶつける」

「ボタンを留めるのが難しく支度に時間がかかる」

などの困りごとをお持ちの方はいませんか?

それらの困りごとの原因は、感覚統合がうまくいっていないからかもしれません。感覚統合とは、受けた感覚を整理してふさわしい行動に繋げる脳の機能のことです。

この記事では、感覚統合についてわかりやすく解説し、よくある困りごとと、ご家庭でもできる感覚統合遊びをご紹介します。甲斐市の児童発達支援「あら川プラス竜王教室」で実際に行われている感覚統合療法のプログラムも載せましたので、ぜひ参考にしてみてください。

お子さんの困りごと解決のヒントとして、この記事をご活用いただけたら嬉しいです。

目次

感覚統合とは

園の様子

感覚統合とは、体に入ってくる様々な感覚を整理してまとめ、必要な行動につなげる脳の機能のことです。

私たちは日々、光・音・匂い・触れた感覚など、多くの刺激の中で生活しています。これらを全てそのまま受け取ると混乱してしまうため、脳は常に入ってきた感覚を整理・分類し「今必要な情報」と「そうでない情報」を分けています。言わば、交通整理をする警官のような役割を担っているのです。

人間が持っている7つの感覚

  1. 触覚
  2. 視覚
  3. 聴覚
  4. 味覚
  5. 嗅覚
  6. 前庭覚(体の動き・傾きを感じる感覚)
  7. 固有受容覚(筋肉や関節の動きを感じる感覚)

7つの感覚の中で子どもの発達にとって特に大切なのが、「触覚」「前庭覚」「固有受容覚」の3つの感覚です。

感覚統合がうまく働くと、時と場合に応じた感覚の調整や注意の向け方ができるようになります。自分の体の動きを把握して体の一部として道具を使いこなしたり、周囲の状況を把握して人とコミュニケーションをとったりできるのは、感覚統合がうまく行われているからなのです。

感覚統合がうまくいかないことで起こる困りごと

発達障害画像

感覚統合がうまく働かないと、感覚の“交通整理”が難しくなり、渋滞や事故が起こります。ここでは、感覚統合がうまく機能しないことで起こる困りごとを挙げました。

「怠けている」「わがまま」「だらしない」と思われがちな行動の背景を理解すると、お子さんに寄り添った関わり方ができるようになるでしょう。

感覚が「過敏」

感覚統合が上手く働かないと、通常は気にならない刺激にも過剰に反応し、痛みや不快感を感じてしまうことがあります。

  • 掃除機やドライヤーの音に耐えられない
  • 服のタグ・靴下の縫い目が気になって着られない
  • 触られることを嫌がる
  • 特定の食べ物の食感が苦手で偏食が多い

感覚が「鈍い」

感覚過敏とは反対に、感覚刺激に対して反応が鈍くなることを「感覚鈍麻」といいます。お子さんによっては、感覚のバランスを保つために、自分からより強い刺激を求める行動を起こします。

  • 走り回る・飛び跳ねる
  • 先生やお友達の話を聞き逃す
  • 寒いのに薄着をして体調を崩す
  • のどの渇きを自覚できず脱水症状を起こす
  • 怪我や虫歯に気づきにくく処置が遅れる

運動が苦手・姿勢を保ちづらい

前庭覚(バランス感覚)と固有受容覚(筋肉や関節の動きから体の位置を把握する力)がうまく機能しないことによっても、様々な困りごとが起こります。

  • 転びやすい
  • 机や棚によく体をぶつける
  • 姿勢が崩れやすく椅子に長時間座っていられない
  • 指先を細かく使う作業が苦手
  • 箸やハサミを使うのが苦手

感覚統合と発達障害の関係

ASD(自閉スペクトラム症)・ADHD(注意欠如・多動症)・LD/SLD(限局性学習症)・DCD(発達性協調運動症)などの発達障害と感覚統合は深く関係しています。発達障害のお子さんの多くは、感覚の処理の仕方に特徴があり、感覚統合に難しさを感じやすいことがわかっています。感覚統合について知ることは、発達障害の症状を理解するうえでとても大切なのです。

感覚統合療法で行われる療育プログラム

感覚統合療法では、子どもが楽しみながら感覚のバランスを整えられるよう支援が行われます。特別なトレーニングというよりも、子どもたちが好きな遊びや活動を通して、感覚統合を進めていくのが特徴です。

ここでは、一般的な療育で取り入れられる感覚統合プログラムを3つご紹介します。プログラムを実践するとお子さんが集中モードに切り替えやすくなるというメリットもありますので、ぜひ、ご家庭でも試してみてください。

ブランコ

ブランコの揺れは、バランス感覚(前庭覚)を育てるのに最適な刺激です。最初はゆっくりと、お子さんの様子を見ながら徐々に揺れの幅を大きくしていきましょう。揺れるリズムが心地よく、安心感につながるお子さんも多い遊びです。

トランポリン

トランポリンでは、跳ぶ・バランスをとるといった、体の位置を把握する力(固有受容覚)が養われます。まずはお子さんの両手を持ってあげて、ジャンプする感覚を覚えさせましょう。慣れてきたら、掛け声に合わせてジャンプしたり、ジャンプしながら物を取るなど別の動作を加えると、感覚統合の効果が上がります。

感触あそび

ボールプール、砂、スライム、粘土などの感触遊びは、触覚のバランスを整えます。お子さんが無理のない範囲で、様々な触感のものに触れさせましょう。気に入った感触を見つけられると、気持ちを落ち着かせるための道具として使うこともできます。

甲斐市の児童発達支援「あら川プラス竜王教室」の感覚統合プログラム

外観

甲斐市の児童発達支援「あら川プラス竜王教室」では、日々の療育プログラムに感覚統合療法を取り入れています。子どもたちの「楽しい!」「できた!」という感情を大切にしながら、遊びを通して感覚統合をサポート。ここでは、子どもたちからも人気のある感覚統合遊びを2つご紹介します。

トランポリンじゃんけん

子どもたちからも大人気のトランポリンじゃんけん。感覚統合療法として良く行われるトランポリン運動に、「じゃんけん」という認知的な要素と社会的なルールを加えました。同時に様々な感覚を処理する必要があるため、楽しみながら感覚統合を進められます。

公園遊び

天気の良い日は地域の公園へ出かけ、思いっきり体を動かします。公園には、登る・ぶら下がる・滑るなどの動きで様々な感覚を刺激する遊具がたくさん。自然の中でリフレッシュできる公園遊びは、子どもたちの体も心も元気にしてくれます。

まとめ

メインビジュアル

感覚統合とは、様々な感覚を適切に処理する脳の機能のことです。感覚統合の偏りは発達障害のお子さんによく見られるため、療育施設では、遊びを通じた様々なプログラムで感覚統合療法が行われています。甲斐市の児童発達支援「あら川プラス竜王教室」でも、お子さんの「楽しい!」「できた!」の気持ちを大切にしながら、感覚統合療法を取り入れています。

甲斐市の療育施設「あら川プラス竜王教室」では、お子さんの体の動かし方や日々の困りごとに関するご相談を随時受付中です。お子さんの支援はもちろん、ママたちの気持ちに寄り添い、安心できる居場所でありたいとも考えていますので、少しでも気になることがあれば、どうぞお気軽に公式LINEか電話080-3389-7680までご連絡ください。

また、インスタグラムでは日々の活動の様子を投稿しています。ぜひご覧ください!

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