運動療育とは?発達障害の子におすすめな理由と効果、具体的な療育プログラムも紹介
「運動療育ってどんなことをするの?」
「発達障害の子に効果があるって本当?」
そんな疑問を持っている保護者の方も多いのではないでしょうか。
運動療育とは、身体を動かす活動を通して子どもの心と身体の発達をサポートする療育です。バランス感覚や体幹などの身体機能はもちろん、集中力や社会性なども身につく運動療育。これから小学校に上がるお子さんにとって、学校生活をスムーズに送るための土台作りにもなります。
この記事では、運動療育はどのようなプログラムなのか、発達障害の子におすすめな理由や効果を解説します。あら川プラス竜王教室で実際に行われている運動療育プログラムもご紹介しますのでぜひ最後までご覧ください!
運動療育とは

運動療育とは、身体を動かす活動を通して子どもの心と身体の発達を支援する療育プログラムです。
身体を動かすことで、姿勢保持やバランス感覚などの身体機能を育てるだけでなく、集中力やコミュニケーション能力など、子どもの成長に必要なさまざまな力の土台づくりにつながります。
また、「楽しい!」「できた!」という感情を積み重ねやすいのも、運動療育の特徴です。
運動療育が発達障害の子におすすめな理由
ここでは、運動療育が発達障害の子におすすめな理由を2つご紹介します。
困りごとの解決につながるから
運動療育が発達障害の子におすすめな1つ目の理由は、運動療育によって、発達障害特有の困りごとが解決あるいは軽減するからです。例えば、ASD(自閉スペクトラム症)やADHD(注意欠如多動症)の子どもの中には、DCD(発達性協調運動症)を併せ持っているケースがあります。DCDは発達障害のひとつで、手先の不器用さや身体の動かしにくさなどによって、日常生活の動作に困りごとが生じるのが特徴です。
DCDと診断されていなくても、発達障害の子の多くは、運動が苦手だったり、身体の使い方がぎこちなかったり、姿勢を保つことが難しかったり、手先の不器用さが見られたりします。また、落ち着きがなくじっとしていることが難しい、集中力が続きにくいといった困りごとを抱えている子どもも少なくありません。こうした困りごとの背景には、身体の使い方や感覚の整理がうまくいかないことが関係している場合があります。
運動療育は、身体を動かす活動を通して発達の土台にアプローチする支援です。身体の使い方やバランス感覚、感覚の整理などを育てることで、子どもたちが抱えている困りごとを軽減し、日常生活を過ごしやすくすることにつながるのです。
このように運動療育は、発達障害のあるお子さんが日々の生活をよりスムーズに送るために必要な療育プログラムのひとつといえるでしょう。
ASD(自閉スペクトラム症)について知りたい方はこちら
ADHD(注意欠如多動症)について知りたい方はこちら
自己肯定感が向上するから
自己肯定感を育みやすいことも、発達障害の子に運動療育がおすすめな理由のひとつです。発達障害のある子は、周囲と比べて「できない」と感じる場面が多く、自信を失ってしまうことがあります。さらに、ネガティブな気持ちに引っ張られやすい特性から、自己肯定感を保つのが難しい傾向もあります。
そんな子どもたちにとって、運動療育は「できた!」という成功体験を積み重ねやすい支援です。運動療育の目的は、足が速くなることやスポーツが得意になることではありません。子どもの発達段階や特性に合わせたプログラムの中で、小さな「できた!」をたくさん積み重ねていくことが大切です。
このように、自己肯定感が下がりやすい発達障害の子にこそ、運動療育はおすすめの療育プログラムといえるでしょう。
運動療育の6つの効果
運動療育には、身体の発達だけでなく、心の成長や社会性の発達にも良い影響があるといわれています。ここでは、運動療育によって期待できる6つの効果をご紹介します。
感覚統合を促す
運動療育の最大の効果は感覚統合です。感覚統合とは、視覚・聴覚・触覚・平衡感覚など、複数の感覚から入る情報を整理し、適切に反応する力のことです。
私たちは常に、必要な情報とそうでない情報を無意識に整理しながら生活しています。しかし発達障害のお子さんは、この感覚統合が苦手な場合が多いのです。
例えば、「話を聞かなければいけない場面でも、周囲の音や動きが気になってしまい集中できない」というお子さんはいらっしゃいませんか?これも、感覚統合がうまく働いていないからかもしれません。
運動療育では、身体を動かしながらさまざまな感覚刺激を受けることで、感覚を整理しコントロールする力が育ちます。
感覚統合について詳しく知りたい方はこちら!
身体能力の向上
運動療育の効果2つ目は、身体能力の向上です。運動療育では、バランス感覚や体幹・目と手足の協調動作・柔軟性などが育ちます。自分の身体をうまくコントロールできるようになると、転びにくくなったり、字を書く・箸を使うなどの日常生活の動きもスムーズになります。
社会性が身につく
社会性が身につくのも運動療育の効果の1つです。運動療育では、集団で行うプログラムやルールのある遊びが多く取り入れらます。その中で子どもたちは、順番を待つことやルールを守ること、お友達と協力することや先生とコミュニケーションを取ることなど、社会生活に必要なスキルを身につけていきます。
集中力がアップする
運動療育の4つ目の効果は、集中力の向上です。運動を行うと、集中力や思考力、判断力などをつかさどる「前頭前野」が活性化するといわれています。結果として、運動療育を取り入れると集中力が高まり、学習能力の向上にもつながります。
自己肯定感の向上
自己肯定感が育ちやすいことも、運動療育の効果のひとつです。遊びやゲームの要素を取り入れることの多い運動療育では、子どもが楽しみながら分かりやすい成功体験をたくさん積むことができます。
自己肯定感が下がりやすい発達障害の子どもも、小さな成功体験を積み重ねることで「自分にもできた!」という自信を持てるようになります。その結果、自己肯定感が高まり、挑戦する気持ちや前向きな姿勢が育っていくでしょう。
ストレス発散
運動療育の6つ目の効果は、ストレス発散です。特にADHD(注意欠如多動症)の特性がある子どもは、長時間じっとしていることが苦手。そうした子どもにとって、身体を思いきり動かすことはエネルギーの発散になり、気持ちの安定につながります。運動療育でしっかり身体を動かした後に学習活動を行うことで、集中して取り組みやすくなるケースもあります。
運動療育で行われる運動の種類
運動療育では、大きく分けて、粗大運動と微細運動の2つを行います。粗大運動で身体の土台が安定すると微細運動が育ちやすくなるため、どちらの運動も大切です。
粗大運動
「粗大運動」とは、身体全体の大きな筋肉を使って動く運動のことです。座る、立つ、歩く、走るなど、日常生活の基本となる動きが含まれます。
運動療育では、トランポリンやブランコ、タオルを引っ張る遊びなど、身体全体を使うプログラムで粗大運動の発達を促します。
また粗大運動には、目や手、足など身体のさまざまな部分を連動させて動かす「協調運動」も関わっています。運動療育では、縄跳びやキャッチボールなどの活動を通して、身体の各部位を協調させる力も育てていきます。
微細運動
微細運動とは、手や指先を使って行う細かい動きのことです。絵を描くことや箸を使うこと、物をつかむことなどが代表的な例です。
運動療育では、ひも通しやブロック遊び、ハサミやノリを使う工作遊びなどを通して、指先の動きを育てます。微細運動では、特に、手と目の「協調運動」の発達が促されます。
あら川プラスの運動療育プログラム
あら川プラス竜王教室では、遊びの要素を取り入れながら、子どもたちが楽しんで取り組める運動療育を行っています。ここでは子どもからも人気の運動療育プログラムを5つご紹介します。
サーキット遊び(粗大運動)

マットや平均台、バランスストーンなどを組み合わせてコースを作り、順番に進んでいくプログラムです。コースの中でさまざまな動きが必要となるため、子どもたちは飽きることなく楽しみながら全身を動かせます。また、順番を守ることやルールを理解することなど、社会性を育てる狙いもあります。
ラダー(粗大運動)

梯子上のトレーニング用具「ラダー」の枠の中を歩くところからスタートし、ジャンプで進んで行きます。慣れてきたら、けんけんぱのようにジャンプしたり、枠を一つ飛ばしてジャンプしたりと、子どものレベルに合わせて遊び方を変えていきます。
洗濯ばさみでハリネズミ(微細運動)

台紙のハリネズミに、ハリに見立てた洗濯ばさみをつけていく遊びです。洗濯ばさみをつまむ指先の力を育てることができ、力加減を調整する練習にもなります。
ストロー落とし(微細運動)

ストロー落としは、小さな穴のあいた筒状の容器にストローを落としていく遊びです。ストローを狙った場所に入れる必要があるため、指先のコントロールや集中力を養うことができます。スタッフが指定した色のストローを落とすルールを取り入れると、話を聞いて理解する力も育ちます。
フェルトボール(微細運動)

柔らかくつまみやすいフェルトボールを色ごとに分けていく遊びをとおして、指先の器用さと集中力を育てます。子どもの発達段階に合わせてトレイの大きさを変えたり、トング→ピンセット→箸のように道具を変えることで、無理なくステップアップできるよう工夫しています。
まとめ|甲斐市の運動療育なら「あら川プラス竜王教室」へ

運動療育は、身体機能の向上だけでなく、集中力や社会性を身につけることもできる支援です。発達の土台を育て、日常生活でのさまざまな困りごとにアプローチできる運動療育は、発達障害のお子さんにぜひおすすめしたい療育プログラムです。
あら川プラス竜王教室では、遊びの要素を取り入れた運動療育プログラムを通して、子どもたちが楽しみながら身体を動かせるよう工夫しています。また、一人ひとりの「できた!」を大切にし、自信を持って挑戦できるようサポートしています。
あら川プラス竜王教室では、見学・体験を随時受け付けています。今回ご紹介した運動療育プログラムが気になった方や、甲斐市で運動療育をお探しの方は、どうぞお気軽に 公式LINEか電話080-3389-7680までご連絡ください。
また、インスタグラムでは日々の活動の様子を発信しています。運動療育について詳しく知ることができますので、ぜひご覧ください!
